プロジェクト改善 PM改善
プロジェクト改善
前に記述した通り、私は型にはまった仕事をする機会が少なく、よくわからない案件に投入されることが多いです。
その一つに運用改善の案件に参画した時がある。
その時いくつかの改善施策を施したが、最も効果があった施策はPM改善(プロジェクトマネージャー改善)を行った。
プロジェクト概要
RPAの保守運用を行なっている案件で、タスク領域が広くなるので、もっと圧縮して行えるように運用改善することで契約して、私が参画した。
問題点と改善点
色々改善できるところはあったが、1番改善の効果があるのは、タスクの平準化だと考えた。
プロジェクトマネージャーは残業が多く忙しそうにしているが、メンバーはそこまでタスクが詰まっておらず、常に定時上がりだった。
プロジェクトマネージャーの責任の一部をメンバーに少しずつスライドすることで、負荷分散できると考えた。
PMヒヤリング
PMとヒヤリングをして、なぜ忙しいか確認した。
そうすると、PMは他の人に責任を分配するのを拒んでいた。
メンバーヒヤリング:意思の確認
まず、私がおこなったのは、メンバーとの1on1で、現状とどうしたらいいか、リーダーやマネージャーの興味を確認した。
ほとんどのメンバーはPMの負荷を認識し、下げたいと思っている反面、何したらいいかわからないと言っていた。
また、リーダーやマネージャー業務にも興味を示した。
PMにフィードバック
PMとまた1on1をし、メンバーのヒヤリング結果を伝えた。
そうすると、自分が心配しすぎていたことを認識してくれた。
メンバーに任せることができることを認識してくれた。
メンバーを分野毎のリーダーに任命
何人かのメンバーに一部の分野に責任を担当してもらうために、リーダーとして任命した。
リーダーに任命されたメンバーは不安を少し口にしたものの、全員でバックアップすると伝えると安心して、引き受けてくれた。
改善後の運用
その後のプロジェクト状況について、私は3ヶ月ほどの施策期間を終えて離任したため、その後の支援案件の時に、改めてPMとメンバーに今の状況を聞いてみた。
PMからは前より仕事量が減って、メンバーの責任意識が向上したと感謝された。
メンバーからも特に不満なく、よりイキイキとして仕事できていることを伝えられた。
PMはメンバーを大切に思う気持ちが強かったため、責任あるポジション設定ができなかった。そこをメンバーの気持ちを伝えることで、任せて良いことを認識して、PMとして一皮剥けることができた。